完全無職中の入出力5ー君の膵臓をたべたい
無料漫画でこれを読んだ。
君の膵臓をたべたい 桐原いづみ
https://manga.line.me/product/periodic?id=00009l6u
原作は住野よるの小説。 映画になっていたのを知っていたので読んでみた。割と面白かったかな。まぁ、ちょっと女の子のキャラがちょっと受け入れにくいところがあるんだけどプリティウーマンの男女入れ替え版という評をみて少し納得(笑。
で、記憶の片隅にあった映画をPrimeビデオで鑑賞。
映画は漫画の内容とは違っていて、特に自分的に肝となる部分がなくなっててびっくり。映画の評判はいいようですが、正直この脚本はあまり好きになれない。12年後を現在の軸に持ってきたことによって、二人の関係性を表現していたものの意味を失うことになってしまった。親友との絡みがこの話の肝じゃないと思うけどなぁ(笑。
漫画の方が原作に近いということなので、この点はきっと映画での改変じゃないかと思う。映画化の内容について作者が拒否感示したとの話も聞いたので、後追いになるけど小説を読んで確認しよう。
メディアミックス戦略ということなのかアニメもあるのね。こちらはどうするかなぁ。正直なところこの手の制作体制は原作者置いてきぼりになるパターンで嫌な感じしかしません。日本特有なものなのか調査してみようかな。
同じ話でも受取手によって内容が変わるってのがあるってのが確認できたってことでいいのかな(笑。
-追記
小説読了。映画化の12年後ってのはやっぱり好きではないですね(笑。漫画はほぼほぼ小説と同じでした。スティーブンキングではないですがシーンそれぞれはいい気がするんですが、シーンの間を取り持つものが少し弱い気がします。そのあたりが映画化の時に困ったのかもなぁと。ただ焦点合わすのはそこじゃなかったんじゃないかなぁ。
完全無職中の入出力4ーNHK エール
NHK連続テレビ小説エール。このドラマ、変なドタバタとかあってうざいところもあるんだけど、表現者の苦悩であったり、社会の圧力であったり、考えさせられるネタが色々ある。
この中に主人公の楽曲を聞いた若者が曲に触発されて予科練に合格したものの、戦死してしまうというエピソードがあります。
曲に込められていたのは純粋に応援したいという気持ち、そしてそこにある状況、情景を感じる素直な心。しかし結果は決して明るいものにはならなかった。責任を感じた主人公はそれから曲を書かなくなる。ここを考えたい。
基本的に人は常になにかに刺激されて行動を起こしている。普段あまり意識することはないしれないけど、ご飯を食べることだってお腹がすいているだけでなくSNSの美味しそうな写真だって入力になるもんね。
主人公の曲は国のために戦いに行くという状況を前向きに捉えられるよう予科練生のために書かれた。泣きメロだし、それを聞いた普通の若者がその世界観に素直に感動するのはわかる。切り取られた情景が感動的だもの。
そこから若者が予科練に目指すというところは、若者が初めて自分からやりたいことを言ったという設定になっていた。いい話だ。作者冥利に尽きると言ってもいいかもしれない。人を触発するものを表現できたんだから。
しかし、彼は戦死してしまう。主人公も彼の母親も望んでいない結果だ。主人公は責任を感じ、そこから曲を書かなくなる。
そういや自殺幇助とか大量殺人に繋がる曲やゲームの作者が批判されることがあります。批判している側は本気でそう思ってんのかな? まぁ、普通に考えて無いですよね。もちろんその表現方法については議論の余地があるにしろ、曲を聞いた側の受け取り方、行動の選択の問題であり、きっかけとなった曲そのものに問題があるわけじゃないですから。
行動のきっかけとなった入力が曲という目に見える形になっていたために、批判しやすいのかもかもしれない。このドラマでは同調圧力も表現されていますが、それも作者が感じたのかもしれない。感受性の強さは表現者の一つの特徴だと思うのでそれが責任があると考えてしまった一つの要因なのかもしれない。
おそらくこの後の展開で曲を書くようになるみたいですが、立ち直りのきっかけに注目したい。
ついでに。
この駄文のきっかけはエールのエピソードですが、このエピソードで違う話を書く人はたくさんいるだろう。この反応の多さが多様性であり、それを受容できる世界が多様性を重んじる世界になる。ほんとにそんな世界を受容できる人たちがいるのかな。ダイバーシティとかお題目唱える人たちってどっちかっていうと同調圧力側っぽいんだよなぁ(笑
エールに関して色々モヤモヤとしたものを感じていたんだけど、すこし整理できそうだ。もう少し考えよう。
追記:
有料記事です。史実的には間違いって指摘。まぁ、お話としてみればいいんじゃないのかなぁ。
完全無職中の入出力3ー書くことについて/スティーヴンキング
書くこととはーーずばりテレパシーである。
こんな風に考えたことなかった。本人が語る生涯、書いているときの環境の話など興味深い内容がたくさんありますが、一番印象に残ったのはこれ。正しく伝えるためになにが必要かというのが説明されています。
物語を作る過程についても興味深い内容が描かれています。プロットは大して重要じゃないってのは驚きましたね。中心となるシーンからいろんなものが決まっていくというのは面白かったな。
物書きをする人は是非読んで欲しい一冊。
実際キングの作品を読んだってのはあまりなくてどちらかというと映像作品の方を観ているかな。
映像作品なかでもシャイニングは有名ですよね。ただ彼自身はキューブリックのこの作品は嫌いだったらしいです(笑。映画としてはすごくよくできていると思うけどなぁ。キングはこの後、TVドラマ化に関わっていて本作の映像化には満足したのかな(笑。続編のドクタースリープってあんまり話題にならなかった気がするけどあまり面白くなかったのかな??
キング作品で映像化されているものはホラーだけではないですよね。これの原作は短編ですが、すごく感動的な作品になっていると思います。ただ個人的にはナレーションで話を進めすぎているなぁと感じてて映像作品というより朗読された作品という印象です。
あとはこれですかね。俳優陣もなかなか良いですがやっぱり話自体が魅力的なんだろうなと。
いずれにしろ何を受け取るのかってのが一つの課題としてありますね。
良い情報は連鎖反応を生むって思ってんですがそういうことなのかなぁ。
この辺はまだ課題として残しておこう。
完全無職中の入出力2ー左ききのエレン
集中できるって分野を見つけるっていうのが課題だなって思っていたところ’左ききのエレン’という漫画のなかにこれを見つけた。三種類の集中力に分けて類型化している。
この漫画はもともとcakesで連載されていたようですが今ではいろんなところで読むことができます。広告代理店で働くデザイナーが主人公なのですが、天才になれなかったすべての人へーーというメッセージが掲げられている通り普通の人に焦点があてられています。
広告代理店の生々しい現場が描かれていて感心したんですが、作者がそうだったんですね。なるほど。広告代理店のクリエイターってすごい人はすごいというからなぁ。圧倒的な差を感じるんでしょうね。
そんな環境で普通の人が生き抜くためにもがくところが非常にリアルに描かれていると思います。後半多少スーパーマン的になってしまうところもあるんですがウダツの上がらないサラリーマン的にはぐっとくるものがたくさんありました。
リメイクもされていて、実写ドラマ化もされているようです。知らなかったなぁ。
ただクリエイター、アーティストの表現したい欲求みたいなところはストーリーから端折られている気がする。才能の前にそこがそもそも普通の人とは違うと思うんだよな。なんだろインプットに対する反応がそもそも違うってところがあるように思う。そこは原作版を読むことで補えるかな。最初の方はとても上手いとは言えない画なんだけど(すいません)、表現したいことがあってそこに向かっていく様がもう普通の人とは別次元です。リメイクはきれいな漫画表現になっていると思いますが、内容の生々しさとともに表現衝動を感じることのできる原作版がいいかなぁと思います。
完全無職期間中の入出力ー小野伸二選手のサッカーを始めたきっかけ
有給消化月間を終え、無職になった。完全無職。まぁ、ここ何ヶ月かかなりテンパっていたので一息ついてから次に進みたいと思う。この先数年間どうやっていくのか改めて考え直す時間にしないと。
ひとまず、すっかりインプットが無くなっていたのでネットを探索していろんなものを読んだり、YouTubeを見たりしてる。それからブログでアウトプット。完全に枯渇しているし、言葉も使えなくなっているのでリハビリ。
YouTubeで小野伸二選手のこんなインタビューを見つけた。
国際大会のすべてに出場した唯一の日本人、小野伸二選手のサッカーを始めたきっかけ〜今まで
サッカーを始めたきっかけから色々話している。
10人兄妹の6番目(5番目って字幕だったけど別のインタビューで本人が6番目って言ってた)だった彼は一人でサッカーボールで遊んでいたんだけど、ある日ボールを持った子供がどっかに行くのを見かけて、後を追うと集団でサッカーをやっているところに着いたという。グランドの脇でいつものように一人でボールを蹴っていたら、そこにいたコーチから誘われたという話。いいきっかけだなぁ。こういうターニングポイント的なことってのは誰にもあることでそれを活かせているかどうかってところなんじゃないかなぁ。
子供の頃サッカーの練習日は水・土曜。そして日曜日が試合。それぞれの日がものすごく楽しみだったという話。別のインタビューで彼が最近の子供たちは予定が詰まりすぎてて疲れているんじゃないのか言っていたんだけど、そのことだな。その日以外は昔のように一人で工夫しながら練習していたそうです。ここだよね、違いが出るのは。誰からも天才と呼ばれていますけどこの地道な練習が基礎なんだよな。
練習だけ、試合だけじゃ枯渇する。自分で考えることをしないといつか途方にくれることになるんじゃないかと。ハレとケではないけどメリハリがないといかんと思うのだよ。
その他8歳の子から怪我した時の気持ちの切り替えなんて質問を受けていたりなかなか面白い動画だった(笑。他にも色々インタビューがあるけどほんとにサッカーが好きで、楽しくサッカーをするために何ができるかを常に考えているって感じ。いやぁ、すごいわ。
thank you, next
すっかりご無沙汰になってしまっていますがようやく重い腰があがったというところです。
この半年以上かなりテンパった状態だったんですが潮時かなってことで今の仕事を辞めることにしました。小さな組織で働いたのは初めてだったこともあってなかなかうまくいかないことも多かったんですが、良い経験はしたかと。
まぁ、散々悩んだんでまだドタバタはしているのですが今月末で一区切りです。次はまだ決まっていないのですが、雇われだけでなくて自分で何かすることを含めて働き方改革を少し進める形にしたいなと。
また周りに迷惑をかけてしまってはいるんですが、まぁ、そういう性分ってことで(笑。
勉強も復活させつつ、自分のやりたいことをやりたいようにやれるよう挑戦していかないとね。
Ariana Grande - thank u, next (audio)
やさしい世界
4、5月の自粛期間中になんとなく考えてたこと。
平日は仕事で籠りっぱなし、週末も最小限の買い物以外外出なし。家事の類は相方がほぼ全て担当。負担大きかっただろうなぁと反省。仕事で余裕がないというのはよろしくないし、家族との時間が少ないってのも問題だなと通常運用からの問題を認識した感じ。人間としていかがなものかと(笑。
自粛期間中の食事は気分転換、楽しみだったな。中でもデリバリーやテイクアウトの利用っては相方の負担も減らせるし、店選びの時から楽しかった。大手チェーンより地元で頑張っている居酒屋とかに気持ちが動いたかな。どこの飲食も厳しい状況だと思うけど少しでも貢献できてたらなぁと思う。
オフィス復帰に向けて散髪も床屋をやっている友人のところに行きたかったんだけど、ちょっと遠いので断念。今後はまた通うようにしようかなと。
コロナで売れないものを安くしてお買い得!とかいうのを買ったりした。もともと好きなビールだったり、ハンバーグの類だったけど、コスパではなく、応援するからこそちゃんとお金を払わないとダメだよな。そこは反省。
不特定多数に対する大量生産大量消費大量廃棄から限定した人たちに対して少量生産、そして正当な対価って感じかな。グローバルとは逆なイメージだけど、機械ではなく人を感じるようなやさしい世界がこれからの国力の基礎になるんじゃないかな。そうなるといいなぁ。
自粛明けに近所の酒屋に行ったら閉店してた、、、遅かった、、、。そんなことが減るといいな。コロナとは別だけど造り酒屋も廃業みたいだし、好きな居酒屋、パブが続くよう応援しないとな。つーか、仕事の量がどうにかならんと外食もできんな(笑。
#やさしい世界